|  |

カメラ女子と行く、マニアック三国ツアー【食べ物編】

福井駅裏、徒歩5分のところにあるゲストハウスSammie’sスタッフのカナちゃんが、まさかの「三国、行ったことないんですよね…」という一言から決まった今回の女子旅。ゲストハウスのスタッフが、おススメする場所に行ったことないなんて!許されまじ(笑)!名所も含めつつ、地元のディープな場所を案内していたら、予想以上にマニアックになってしまった、そんな観光ルートをご紹介いたします。

まずはしあわせ食べ物編。

気合の入ったメンバー一同は、朝9時に集合。食いだおれを予想し、各自朝ごはんは抜きで。まずはえちぜん鉄道三国駅の目の前にあるお肉屋さん「神戸屋」にて揚げたてコロッケをほおばった後、駅から徒歩5分「にしさか」の酒まんじゅうを頂きます。ちなみに揚げたてコロッケなら、駅から徒歩5分の商工会議所近く「いちしまミート」さんもおすすめ。

甘味の効いた、やさしいお味。おまんじゅうを頬ばりつつ、しばらく散策のあとは。

海鮮丼を求めて海へと向かいましたが…。

マニアックなカメラ女子たちの足を完全に止めて離さなかったのは、老舗旅館・望洋楼の直営店「蟹の坊」さんにある、コチラの名物看板。脚が屋根を突き破っているところがツボだとか。毎週火曜日は定休日とのことで、昔からあるお向かいのお食事処・田島さんにて海鮮丼を頂きました。

ワタクシ個人的に、三国港で揚がる新鮮な甘エビは、越前ガニよりも絶品だと思ってます。高級なお肉の脂身みたいに、口に入れた瞬間すぐ身がとろけちゃう。ラッキーだと、濃厚な味わいのあるミソとタマゴつきのエビが食べられます。冬の日本海のごっつぉ。ご予算は2,000~3,000円。季節によりお魚が変わります。

海鮮丼でおなかいっぱいになったにも関わらず、食後のデザートには、にしさかの正面「小山屋」さんで酒まんじゅうを食べ比べ。こちらは酒かすの香りの効いた、ちょっとオトナなお味です。女子たちは「コーヒーならにしさか、日本酒なら小山屋」と勝手に査定。

道中、カメラ女子たちは昭和な薫りを漂わせるこちらのスナックに夢中に。

残念ながら開店時間外のため、こちらのドアは押せず、もともと予定していた東尋坊に向かいました。すでに気分は昭和にタイムスリップしている一行。去年新しくオープンした「岩場カフェ」を差し置いて、向かいのジャズ喫茶「ダウンビート」に落ち着きました。こちらのスタッフさん、ジャズギタリストとしても活動していて、毎年10月には「東尋坊夕陽ハートカクテル」という音楽イベントを開催されています。

店内は落ち着いたレトロカラーで統一されており、淹れたてコーヒーのほか、レモンスカッシュやメロンソーダなど、昭和な喫茶メニューを取りそろえる素敵なお店。

一息ついたあとは、断崖絶壁で定番の火曜サスペンスごっこをしてみる。北陸の秋ならではの、薄暗いブルーグレーもポイント。

夜。おとなりの芦原温泉に移動して、屋台の並ぶ「湯けむり横丁」にて夜ごはん。鉄板焼き、フランス料理、ラーメン、焼き鳥など、さまざまなお料理を提供する10席ほどの小さな屋台が軒を連ねています。

芦原温泉に泊まるなら、絶対に呑みに来たい場所。帰りは隣接する「芦湯」にて、足元をポカポカさせつつガールズトークに花を咲かせるのも醍醐味です。

 

知られざる三国~芦原エリア。十割おろし蕎麦手打ちうどんサザエソースのオムライス定食、本格派ハンバーガーなど、1日では案内しきれない美味しい=しあわせな場所がたくさん!知られざる三国ツアー、またやろう。

唐川恵美子

音楽家。
生まれは栃木、育ちは海のまち・三国。現在は山のムラ・竹田に住みながら「地域おこし協力隊」として活動中。

|  |